「発明塾®」へようこそ!: 投資判断のための特許情報分析とシナリオプランニング(IoT編 第2回)~発明塾東京 第74回報告

2015年4月19日日曜日

投資判断のための特許情報分析とシナリオプランニング(IoT編 第2回)~発明塾東京 第74回報告

前回に引き続き、

「ウエアラブル、IoT、自動運転、3Dプリンター」

あたりに関連した、ビジネスプランの策定と、特許情報分析の議論を行いました。


日本ではあまり盛んではないようですが、米国では「ビッグデータ分析の一環としての特許情報分析」は、かなり「熱い分野」のようで、実際に、英語の特許分析サイトは新しいものがどんどん出ており、機能も充実してきています。

今後は、海外の最新動向も踏まえ、

「投資/事業意思決定に直結する、特許情報を含む情報分析手法」

の確立と、実践を追及します。

「リスクに見合ったリターンの、最低ラインはどこか」
金融工学の知識は多少必要ですが、高校3年生ぐらいの
数学力とエクセルがあれば、瞬時に、綺麗に答えが出ます。
最後は数字、ここは投資も事業も同じです。


ちなみに、前回の情報分析と討議の中で、

「この企業、要注意だな」

とマークを付けた企業の株価が、先日

「急上昇」

しました。最終的に、数日で20%ほど切りあがったようですので、タイミングを外さなければ、

「特許情報」

という先行指標は、

「強烈なリターンをもたらす」

ということが、確認できました。


見ている人は見ている、ということでしょう。


また、今回の討議で、特許情報分析を、意思決定につなげるには、

「知財戦略から見た業界分析」

が必須である、ということも確認できました。

「小川理論」「丸島理論」

を押さえていなければ、特許情報から

「誤った結論」

を導き出してしまうことも、分かりました。


「戦略論という文脈に沿った、情報分析」

が重要であることは、リデルハートやクラウゼビッツを紐解かなくても

「当たり前」

ですが、分析していると、つい目の前の数字や情報に、

「一喜一憂」

してしまいがちなので、注意が必要です。


次回も引き続き、

「投資や事業意思決定に使える情報分析とは、どのようなものか」

根本から問い直しながら、あくまでも

「実践的」

に進めたいと思います。


では、次回もよろしく。