「発明塾®」へようこそ!: 発明塾@京都 第2回開催報告

2010年8月6日金曜日

発明塾@京都 第2回開催報告

京都での第2回が先程終了しました。今回は、初参加2名、2回目3名の5名。

2回目参加の方に、自分のテーマでアイデアを発表していただいたあと、アイデア出しのおさらい、情報検索などをしつつ、アイデアを深めました。

発明のコツは、「いきなりアイデアをだそうとする」のではなく、「現状の把握」「課題の分析、想定、設定」を、情報検索、分析を通じて徹底的に行うことです。(用いるツールは以下)

企業が実現していこと、大学の研究などはGoogle検索(特に画像検索)でざっと把握できます。また、実現されていないが誰かが考えていること、というのは「特許検索」を通じて知ることができます。
企業の研究開発情報を知ることができるのは、特許のみ(論文は件数が少ない、分類が不十分、データベースが統合されていない、そもそも利用料が高い、などとても使いにくい)です。

これらの情報検索、分析を通じて、「現状の課題」「それに対する解決策としてすでにあるもの(既存の技術レベル)」を知っておくことが重要です。

いきなりアイデアを出しても、それらのほとんどは「既に特許が出ている」と思ってください。通常、自分と同じようなことは、誰かが既に考えているものです。
それよりは、そうやって世界の天才?が思いついた、すでに存在するアイデアを調べ、それらを分析し、切り口を出し(概念化)、その切り口に従って新たなアイデアを出すほうが効率的です。
「Standing on the shoulder of Giant」という言葉があります。過去の偉人の智慧の上に我々は存在しているのですが、これを逆手に取るわけです。「使えるもんは使え」という感じです。

そうすれば「世界に他にない!」と、自信を持てるアイデアを最初から出せます。

もちろん、独自の切り口を設定してアイデアを出していく手法も考えられます(エジソンが材料にこだわったように)。

習熟すれば、これらの手法を組み合わせて、アイデアの「レベル」をコントロールしつつ、実現可能性がある新しいアイデアを創出することができるようになります。

テー マの選び方についても、少し討議しました。自分の専門知識が生かせるのは、自分の専門以外のところです。隣接分野や、身近なテーマを選ぶといいです ね。空気清浄とか環境汚染問題とかスマートハウスとか。身近な課題なら理解しやすいし、自分の専門がそこに生かせるとなると・・・!

今回は5名でしたので比較的詳しく話ができましたね。

ぜひ、身につけてください!

では、又、次回!