「発明塾®」へようこそ!: 発明塾@東京 第24回開催報告

2010年9月27日月曜日

発明塾@東京 第24回開催報告

今回は、初参加の学生さんが2名、ということで発明塾の目指すところなどを再度説明しました。

日本の(大学)教育が、世の中とずれているのは、

・大学で教えるのが、正問題(とすると)
・世の中では逆問題が問われる

ことに尽きます。

平たく言うと、

・学校では、1+1=?
・世の中では、?+?=2

となります。

もう少し実務的に言うと、例えば私がカワサキでオートバイの設計を担当して、最初の頃に任された仕事に、カムの設計があります。(カワサキでは3-4名でオートバイ全体を設計しますので、ありとあらゆる部品を、ほとんど一人で設計することになります)
カム、というのはエンジンに空気を取り入れる弁を上げ下げする部品で、性能を決める決定的な部品です。

そうなると、

・100馬力出るエンジンに必要なカムを設計してください(でも、途中で壊れてはいけませんし、できるだけコストを安く、部品も軽く、等々いろいろな制約がつく)

というのが、仕事になります。決して、

・このカムで何馬力出ますか?

ではありません。

アウトプット、目標値、課題、があって、それに必要なありとあらゆることを考える必要が出てきます。慣れればどうということはありませんが、やはり訓練が必要です。ですので、普段から学校の勉強の傍ら、つねに課題オリエンテッドで物事を考える訓練をしておくとよいでしょう。

今回はそんな話をしつつ、ゴミ処理場の問題点について特許を調べてみました。
興味を持ったり、疑問に思ったことは実際にモノを見るに限ります。見学に行けるゴミ処理場があればぜひ!

ちなみに、余談ですが原子力発電所は、行くところに行けば見学できます。風力発電所も、根性があれば見学して、発電機の上に登ることも出来ます。

「何でも見てやろう」 

昔、小田実という人の同名の本を読んで、卒業旅行で1ヶ月半ぐらい(大学もサボって)ヨーロッパを旅行したことがありましたが、そういう精神を大事にしましょう。秋葉原で電気バイクが売っている時代です>誰か一緒に見に行きましょう!

ではでは、来週は山田さんの「博士のシェアハウス」で開催ですので、お間違いなく!

場所は、未公開なので・・・・

10月4日 18:20 都営大江戸線 本郷3丁目改札集合です。遅れる方は楠浦までご連絡を。だれかが^^、迎えに行きます。

では!

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