「発明塾®」へようこそ!: 発明塾@京都 第20回開催報告

2011年1月6日木曜日

発明塾@京都 第20回開催報告

あらためまして、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

さて、昨日の@京都は新年早々でしたが、11名の参加者(見学者含む)で開催されました。
2名のアイデアについての討議、あとは来年度の塾生募集も含めた今後の運営について話し合いました。定期的に参加してくれる塾生さんの人数もそれなりに増えてきましたので、週一回の討議では時間が足りない、という話は前からしていました。そろそろ、塾生同士で討議できる場所の確保が、大学内に欲しいところですが・・・。

ということで、発明塾の本質は変わらないのですが、学生さん主体の場を持てるようにするのが、来年度の発明塾京都の当面の課題になります。

個別指導レベルでは場所はえらびませんが、10名程度集まって議論するとなると、回線も含めたインフラが必要になります。

ある程度固定的な場所が確保できるのであれば、その場所に集まった学生さんが使うという形で、モバイル回線自体を貸し出すことも可能だと思いますので、今後も塾内で少しづつ討議していきましょう。

今まで通り、私自身は毎週京都に足を運びますので、その点は心配なく。

また、今後も個別指導を木曜日、金曜日を利用して行います。


さて、アイデアの討議の方は、以下の点に注意しながら進めました。

・「コスト」を言い訳にして思考停止しない。
⇔技術的な可能性を追求する、それを徹底的に考える。

・類似技術は必ずある。それと、自分のアイデアの違いを徹底的に考える。
⇔「自分は何がやりたいのか」と「いま提案されているもの(もしくは実用化されているもの)」の本質的な違いはなにか。
⇔まだ実用化されていない場合、「なぜ実用化されていないのか、その技術的課題はなにか」

これを「徹底的に」考えることで、発明が生まれます。突き詰めて考えないと何も生まれません。これは発明だけではなく、社会に出て(でなくても)全てのことに言えることです。

何が違うんだ、なんで実用化されてないんだ、その課題は何だ、どうやれば解決できるのか、様々な課題を一挙に解決できるアプローチはないか、他の技術分野ではどうやっているんだ・・・常に考え続け、問い続ける事です。

徹底的に思考力を鍛える。答えが一つでない問に対して、様々な角度から仮説を提案し、それを検証していく。それは「与えられた問題を解く」ではなく、「自分で証明すべき命題を立て、それを立証する」ということです。

それが発明塾の本質です。

P.S.
クーリエ・ジャポン2月号を持ってきてくれた塾生さんがいました。
「世界の発明Best50」なかなか面白かったですね。

今後も、本やサイトなどいい情報はどんどん共有してください。