「発明塾®」へようこそ!: 発明塾@東京 第36回開催報告

2011年1月4日火曜日

発明塾@東京 第36回開催報告

第36回、新年一回目の発明塾も無事終了しました。

今回は、すでにある程度考えてきた塾生さんのアイデアを討議しました。

特に実現可能性を、と言っても前向きに、どうすれば実現できるのか、その条件を探る形で、討議しました。この議論をすることで、権利取得の範囲もイメージできます。もっとも、それには特許自体に対する理解が必要ですが。

年末に参考図書を挙げておきましたし、Twitterでも、年末に私が読んだ知財関連本(4冊ぐらいかな)を挙げておきましたので、それらが参考になるでしょう。

日本の大学で気になるのは、大学から与えられる課題の量が圧倒的に少ないことです。勉強は、脳のシナプスのつながりを作り強化するプロセスなので、ある程度の量が欠かせません。筋トレと勉強は本質は同じです。

なんとなく理解した、というレベルではなく、どこから突っ込まれても完璧に答えられるというレベルまで理解しないと、記憶として定着しませんし、その知識も使いこなせません。その辺は皆さん受験勉強で嫌というほど実感したはずです。

発明活動においても、レベルを上げていくためには、技術自体の勉強、経済や市場に関する勉強、特許という権利・制度に関する勉強が欠かせません。

この三つにバランスよく取り組むように心がけてください。

各自学び、教えあい、発明塾で実践する。この形が理想だと思います。

もちろん、必要最低限のことは塾でも教えますが、皆が集まる場ではできるだけアイデアを討議したいとおもいますので、勉強は各人に任せる部分が多くなります。

どんな本を読めばいいのかなどは、常に私がTwitterでつぶやいてますので、それを参考にしてどんどん勉強してください。

私自身は、いわゆる新書レベルで年間100~150冊程度は本を読んでいます(雑誌除く)。これは、社会人になってから毎年それぐらいは読んでいます。前職のベンチャーをやっていた頃には、+技術系専門書で年間150冊以上読んでいましたので、300冊ぐらいになります。

本を読むスピードというのは、たくさん読めばあるところから突然早くなります。原理は単純で、蓄積により理解力が増すからです。スピードは遅いでしょうが時間があるので、学生さんでも年間100冊程度は読めるはずです(教科書除く)。

時間があるうちに、どんどん勉強してください。で、それを使って実績を出しましょう。

では、今年も宜しくお願いします。

皆さんの活躍に、大いに期待しています。