「発明塾®」へようこそ!: 発明塾京都体験会 第二回開催報告

2011年5月30日月曜日

発明塾京都体験会 第二回開催報告

@京都で開催している体験会の報告です。

今回は、5月30日(月)18:00-に開催されました。

皆さんお疲れ様でした。

沼尻くん、報告及び主催ありがとう。

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京都大学四回生の沼尻と申します。

発明塾京都大学体験会第二回の報告をさせていただきます。
参加者は、塾生2名(沼尻、小塚)と、初参加の方1名でした。

前回は発明の説明の部分に時間を割きすぎたという反省があったので、今回はその部分をコンパクトにしてブレストに多く時間を割きました。

前回の報告にもありますが、発明するためには新しい課題、新しい切り口を見つけ出す必要があります。実際に取り組む際には、いかにそこへたどり着くかというのが問題となります。
様々なアプローチが考えられますが、今回は超交流会(体験会前日に京大で開催されたイベント)の中で、濱口秀司さんに教えていただいた方法を参考に以下のようなアプローチをしました。
  1. ある特許からそこに使われている技術要素を抜き出し、その要素がそれぞれ解決している課題を見つけ出す。
  2. 課題を上位概念化し、より抽象度の高い課題を出す。
  3. 2.の課題に対してそれぞれ軸を設定する。
  4. 軸を2つ取り出し、直交座標系を作り既存の解決策をプロットし、新たな切り口を発掘する。
少し補足をすると、軸というのは、その課題が持つ性質を抜き出し、両極端を設定したものです。
例えば、「体積」という課題があれば、「小」⇔「大」といった具合です。
これをすべての課題に対して設定していきます。
こうして設定された軸から2つ取り出し、直交座標系を作ります。そして既存の解決策がどの部分に当てはまるかを書き加えていきます。すると、既存のアプローチがほとんど無い部分が見つかってきます。これが新しい切り口となります。

この方法では、各段階を時間管理して進めていくことで、より効率的に切り口を出す事ができます。
今回の体験会では、4番目の段階に入ることができましたが、新たな切り口を発掘するまでには至りませんでした。

発明にはこの後に課題に対する解決策を考え出し、詰めていく作業があります。
今回の体験会ではこの部分の説明を十分に出来なかったので、次回は改善していきたいと思います。

参加していただきどうもありがとうございました。