2011年10月30日日曜日

発明塾東京 第66回開催報告

第66回は、完全OnLineで行いました。討議自体は、変わらずにできたのではないでしょうか?

さて、今回は塾生の発明の討議とブレストを行いました。

前半は、発明を完成させるのに必要な考え方、見切り方を説明しながら、実際に塾生の発明をその視点で確認して行きました。今回は、課題の設定が少し甘かったのでは??というところです。

後半は、課題自体を厳密に定義(モデル化)するところから始めました。大学入試で、物理や数学の問題を数式にする(数理モデル化)のと、全く同じです。問題を定義せずに(できずに)発明に取り組む人が多いのですが、これでは正しい答えにたどり着く可能性は殆どありません。

まずは、発明すべき内容をしっかりと定義し、モデル化することです。

2011年10月27日木曜日

発明塾京都第60回開催報告

今回は9名で開催しました。事前の個別討議で、あるトピックについていかに集中して考えるか、がテーマとなったため、発明塾でも取り上げました。

ある程度慣れれば、いわゆる「自由に考える」ことは難しいことではありません。難しいのは、ある制約条件の中で、隅々まで考えることです。僕は、実は「自由に考える」というのは、枠の中で隅々まで考えることだ、と思っています。

今日は、考えるための制約条件(ある普遍的な概念)をどうやって生み出すのか、そこから離れずに考えることをひたすらやりました。やはり皆、すぐに自分の興味で離れていくのですが、これをコントロール出来ないと成果は出ません。しっかり訓練してください。

次回までに、今回の「制約条件」の中でしっかり考えてきてください。

できるだけ人が気づいてないことについて、自分だけが知るには、どうすればいいのか。

これも一つの命題です。

制約条件、アイデア、仮説。

これらを必ず作り、それを証明するための作業を行う。

このようにして「考える」ことを、終わりのある「作業」に落としこんでください。

次週もよろしく。

2011年10月24日月曜日

なぜ調べるのか

僕の経験から言って、大半の大学生は「論理的プロセス」を「試行錯誤的に繰り返す」ことに慣れていないので、メモを残しておきます。僕自身は、この作業は「設計」を通じて学びました(僕が学生時代の設計演習は、三菱電機の人が来て「ブレーカー」の設計をやりました)。

ちなみにこれは、数値計算を収束するように繰り返す、というのと同義です。(もちろん、途中で発散することもあるが)

①ある範囲を区切って調べる。正確に言うと、分析する。
②そこから「何らかの初期仮説」を導き出す。もちろんこれは、かならずしも最適解ではない。
③その「仮説」を証明するために必要な事実を探し、組み合わせて証明を試みる。大抵の場合、証明に失敗する。つまり、部分的にしか証明できない。
ちなみに「証明できた」という状態は、A(課題)=B(解決)という命題の場合、Aが重要な問題でかつ、AにとってBが唯一もしくはベストの解であることを示せた、という状態。実はここには二つの証明問題(Aが重要な問題である:イシューの証明、と、AにとってBが・・・:解の証明)が含まれており、別々に証明する必要がある。
④③の調査結果を加味して、仮説を修正する(AもしくはBを変更する)。
・・・の繰り返し。
で、これ以上うまい仮説が立てられない状態になったら、初期仮説を立て直すために「別の範囲を分析」する。これらを繰り返せば、有限の時間で、それなりに適切(そうな)解にたどり着く。

ニュートン法などの数値計算の理論を学び、実践したことのある人であれば、イメージできると思います。初期値を間違えると発散するので、時に初期値を大きく変える必要も出てくる(遺伝的アルゴリズムなんかは、この辺を上手くやる仕組みでもありますね=突然変異を取り入れる)

上記は、僕が普段説明している「ロジックツリー」を用いた発想方法や、マーケティング法(課題を探す)方法を、言い換えたものです。抽象度をあげたほうが方法論としては汎用性がありますから、この状態で理解しておくといいでしょう。

2011年10月22日土曜日

発明塾東京 第65回開催報告

今回は3名で開催しました。

塾生さんのアイデアを元に「そもそもどのように考えていけばいいのか」という点を、じっくりとおさらいしました。

いつも言っていることですが「いきなりアイデアに飛びつかない」ことです。まずはそのアイデアはそもそも「何の課題を解決しているのか」(誰にとってどう良いのか)を確認する必要があります。

まずは

・問題の構造化

を行い、クリティカルもしくは注目すべき課題を特定することが重要です。そして、決めたらそこから「決して離れない」ことです。よく、考えている途中に課題を見失う(もしくは逃げ出す)人がいますが、これではいつまで経っても良い(求められる)アイデアは出て来ません。

まずは「課題を特定し、そこから決して外れない」ことを意識して、考えるようにしてください。まだ発明が出せていない人は、これが全くできていません。つまり、ここが第一の分かれ道ということです。

「逃げたらアカン」(鈴木啓示:いや、彼のは「投げたらアカン」でした)と覚えましょう。

では、次回も宜しく。

2011年10月20日木曜日

発明塾京都第59回開催報告

今回は11名で開催しました。SRに関するレビュー2件と、新しいトピックに関する討議を行いました。

秘密情報、公開できないノウハウが多いので、書くことが無くなってきたのが残念ですが(笑、マインドマップを目的に応じて作るということが、なかなか難しいようですね。マインドマップが目的になっても困るので、ここは急所なのです。

指示した考え方にしたがって、次回までに各自マインドマップを作成してきてください。情報やJustIdeaはもう十分ありますから、次のステップですね。

それをもとに、どう考えるか。そのために、情報をどう整理すればいいのか。

整理すれば、自然と新しい道が見えてきます。きちんと繰り返しトレーニングすれば、必ず身につくものなので、何度も何度もやりましょう。

では、次回楽しみにしています。

2011年10月16日日曜日

発明塾東京 第64回開催報告

久しぶりの東京は7名で開催しました。(@博士のシェアハウス)

アイデア2件に関する討議と、新たなテーマでのブレストを行いました。ブレストは、京都での討議を踏まえて行いました。アイデア出し後の「上位概念化」が重要ですね。Just Ideaで満足せず、概念化して広げ、深堀りしましょう。

次回は今回の続きをやります。各自、今回のアイデア群を「上位概念化」して、MMに整理しておいてください。

では。

2011年10月13日木曜日

発明塾京都第58回開催報告

昨日は見学2名を含む、10名で開催しました。今回は、アイデア2件の討議と、あるテーマに関するアイデア出しを行いました。

アイデアの討議の方は、それを通じて「材料・化学」の知識の重要性の話をしました。知っての通り、エジソンは常に「材料」の観点から発明を考えていました。詳しい事は、発明のDeepなノウハウでもあるので割愛します。

アイデア出しの方は、ここしばらくやっている方法をさらにブラッシュアップさせて行いました。3時間で200近いアイデアを出し、その中から切り口を選定して議論しました。良い課題が設定できたのではないでしょうか?あとは、皆さんに具体化してもらうのみです。

次回、上記の続きをやります。

2011年10月6日木曜日

発明塾京都第57回開催報告

今回は、すでにある程度発明提案書ができている2名のアイデアについて、詰めを行いました。

一名のアイデアについては、提案書をみんなに見てもらって、わかりにくいところ、確認したいところなどをあげてもらいました。これを踏まえて修正しましょう。

また、もう一名のアイデアは、実現性について検証をした結果、サポートする内容の論文が見つかり、理論的には可能であろうという結論になりました。皆さんお疲れ様でした。


その後、別の一名の「Just Idea」を討議しましたが、「それの何がいいのか」から始まり、実現されていない理由(実現のハードル)は見えてきました。あとはそれを解決する方法を考えるだけ?です。

次回も活発な討議を期待します、それに向けた準備をよろしく。