「発明塾®」へようこそ!: 塾長の部屋(14)~社内の勉強会から

2012年9月25日火曜日

塾長の部屋(14)~社内の勉強会から

 弊社は、メンバー全員、津々浦々の自宅で業務をしているので「あつまってXXやろうぜ」というのが難しいのですが、先日珍しく?勉強会を行ったので、その様子を紹介します。集まって勉強するのは難しいので、大体各自がいろんなセミナーにしょっちゅう出て、その結果を共有することにしています。基本的に僕は「知恵は外に求める」主義です(注)。

 今回のテーマは知財戦略関係でした。事情により詳細は話せませんが、例えば以下の様な議論がありました。


・過去:「経営>技術>知財」 >は重要性とか下位概念とか、そんなイメージです。


・現在:「経営>知財>技術」


 実際には、経営のためのツールとして「技術」も「知財」も並列なのだと、経営者としての僕は認識しています。それを既存の「知識」からどう生み出すか。

 ここで、概念を揃える作業を行うと「技術とは、つまりノウハウのことである」ということになります。明文化し公開されたもの(知)が「権利として保護される知的財産」(典型が特許)であり「明文化されない、もしくは、明文化しても公開されないもの(知)がノウハウ=技術」という切り分けです。ここで、概念のレベルが揃いました。

 再度整理すると、経営の手段としての「知」には「技術」と「知財」がある。それぞれ既存の「知識」から生み出される。それは、組織内からでも、組織「外」からでも調達できる。知識を外部調達してもいいし、技術や知財も同様。


 ここにシュンペーターを持ってくると、経営の本質は技術でも知財でもなく、それらを含めた様々な要素の「新結合」により、これまでにない価値を創造することである、となる。いずれも市場で手に入るものなのですが、それをどう組み合わせて競争力を発揮するか。異質なものの組み合わせによる、意外な効果・・・・。


 以上が、僕が「発明は経営の訓練になる」と考える所以です。


 勉強会の間、僕の頭の中ではこのような議論が起きていました。こんな楽しい勉強会は、世間ではなかなかできないかもしれません。メンバーも楽しかったんじゃないかなと、思います。


 ちなみに、僕は(13)で「人生の目的について考える」という話をしましたが、目指し甲斐のある「目的」に気づかせてくれるのが、「素晴らしい仲間」です。良き仲間もなく、無知なままだと、目先の変な目的にこだわって、遠回りしてしまう可能性もあります。今まで見えていなかったものを、一緒に見れる仲間。「その目的の方がオモロイやん、なかなかエエやん」と思わせてくれる仲間。それが僕の考える「いい仲間」です。そういう「視界良好な仲間」と一緒に仕事をすると、どんどん可能性が広がります。

 大学時代にすべきこと。それは他でもなく「視界良好な素晴らしい仲間」づくりです。僕は、そういう多くの仲間を「甲斐塾」で得ました。それが、僕が発明塾をやっている、一つの(そして大きな)理由です。


※注)僕は昔から、「問題が起きた時に、組織内でごちゃごちゃやっても解決できない」と思っている。その人達に解決できる問題だったとしたら、そもそも問題になってないわけで(各自が真面目にやっていたという前提)、その時点で「彼らの手に負えないから問題になっている」ということになる。解決するには、新結合しか無い。
 組織内でごちゃごちゃやって解決できたとしたら、つまり「彼らはそれまでサボっとった」ということです。よくあることですが。