「発明塾®」へようこそ!: 塾長の部屋(9)~偶然と必然と「縁」

2012年9月9日日曜日

塾長の部屋(9)~偶然と必然と「縁」

昨日の京大フェスでお会いした方々、お疲れ様でした。

 昨日話したことは、発明の話ではなく「縁」についてでした。なぜなら、僕が今発明をしているのは、間違い無く「縁」のおかげなので。発明をやってみませんか、とお声かけいただくことがなければ、発明塾がスタートすることも、なかったでしょう。縁というのは不思議なものです。

 基本的に、複雑系の進化は「偶然と必然」(注)によって成り立っていると、考えられます。発明の創出過程がまさにそうであることも、発明塾生の解析により、わかりました。

「偶然から、いかに必然を引き出すか」これが、イノベーションの本質だと思います。

さて、タイムリーに、僕の尊敬する起業家のマイルストーンに関して、ニュースが出ていました。

・「アスタミューゼ株式会社第三者割当増資実施のお知らせ
http://www.astamuse.co.jp/company/press/120903.html

 代表の永井さんには、今年の立命館大学の講義にも、お越しいただきました。今後のますますの活躍を、祈っております。

 彼はかなり忙しい人なので、年に数回会えるかどうかですし、普段はメールすらやり取りしませんが、今年は講義を御願いすることが出来、その後近況を交換することができました。「仕事」というのは、非常に面白い、「縁」のツールだと思います。

 結局僕が言いたいのは、そういうことです。具体的な活動を通じてこそ、良い縁ができる。名刺交換では、縁は出来ない。

 僕のポリシーである「ビジネスこそが、世界を変える」というのも、同じ文脈から出たものです。

※注)「偶然と必然」J.モノー