「発明塾®」へようこそ!: 塾長の部屋(26)~そうだ「XX」に行こう!

2012年12月2日日曜日

塾長の部屋(26)~そうだ「XX」に行こう!

別に書かなきゃいけないわけではないのですが、忘れないうちに。

 先日、十数年振りに会った友人との会話。彼には2歳だか3歳だかぐらいのお子さんがいるとのことで、教育や政治の話なんかが中心でした。紅葉シーズンでごった返す京都駅、穴場的なレストランで3時間ぐらい話してました。

 彼は大学時代にチャーチルの伝記(注)を読んだらしく、そこでチャーチルは「民主主義は、票さえ取れればなんでも許される」と、皮肉(だと思う)を言っているらしい。たとえば、地元の有権者の「就職斡旋」をする国会議員がいる(よく聞く)。

 善意かもしれないし、票集めかもしれない。でも、いずれにしても「国会」議員の時間の使い方としては、決定的に間違っている。気持ちは(頼む方も応える方も)わかるけれど。

 結局は、そういう一つ一つのことをきちんとしていくしか、この国が進歩する方法はないと僕は思っている。そこから逃げて、制度をいじったところで、混迷は深まるばかりである(現に深まっている)。ビル・ゲイツが言うように「必要なことに、必要な資源が十分に割かれ」てはいない。

 もっとも「ローマ帝国衰亡史」ファンの僕としては、国家衰亡の避けられない一形態である、という認識も捨てがたい(つまり諦め)。


 さて、ドラッカー曰く、イエズス会の牧師は「期待する結果を予め書き留めておく」ことになっていたらしい。塾生と卒業生には、

「その一票に何を期待するのか」

を、日記に書き留めた上で、選挙に行く事を期待する。

そうだ選挙に行こう。

See you!


※ 注) チャーチルの伝記はとんでもなく分厚い。そこからだけでも、彼の人生の紆余曲折ぶりが伺える。