「発明塾®」へようこそ!: 月例ブレストと特別講義~ビジネスを起点に考える/アイデアの詰め方

2013年3月11日月曜日

月例ブレストと特別講義~ビジネスを起点に考える/アイデアの詰め方

 本日は、朝から夕方まで月例の社内ブレストを開催し、その後塾生との発明討議/特別講義をお行いました(Web会議にて)。


 月例のブレストでは、とある技術について

「今後この技術が普及した場合に、どのようなビジネス生態系が生まれるか」
「そこにおいて、どのような権利が必要となるか」

ということを議論しました。権利が「ビジネスを保護する」ためのものである以上、「どういうビジネスが生まれてくるのか(特にお金の流れ)」を予測し、そこに必要な権利を想定して手を打っていくことが、非常に重要である。結果的に、いくつか有効なアイデアが創出されました。


 また、夜は塾生とWeb会議にて、

「アイデアの詰め方」

について討議し、特別講義を行いました。「詰める」というのは、僕の頭のなかでは「概念のレイヤーを下げる」ことです。いかに強制的に概念のレイヤーを下げていくか、ここが発明のスピードを決めます。

 検索可能な概念に落としこみ、特許分析を行い、いくつか有望な先行技術を特定し、それらをベースに「それらの技術思想を、新しい技術で乗り越える」(注)発明を行います。先行技術が想定していなかった技術進化、システムの最適化、それを見出すことが発明の第一歩です。

 講義では、具体的な手順を指示し、今後の作業を続けてもらうこととしました。次回の発明塾がとても楽しみです。

 では。


※ 注) 「知的財産戦略」丸島 P43 参照