「発明塾®」へようこそ!: 発明塾京都第127回開催報告

2013年4月18日木曜日

発明塾京都第127回開催報告

第127回は、前回のテーマ選定に基づくGr分けをして、各Grで自主的に進めることにしました。

・メリット:時間が有効に使える(多分倍)
・デメリット:複数のThemeを、楠浦が同時に追いかけるのは不可能(ゆえに諦める)

でしょうか。デメリットを補って「余りある」メリットが有るようです。

さて、いくつか気づいた点を指摘したので、詳細がわからない程度に公表しておきます。


・RFIで取り上げられている事象を、どこまで具体的に理解できているか
→検索技術が肝(なので割愛)

・特許で取り上げている具体的課題を、上記知識とフィードバック的に結びつけているか
→Situと課題の位置づけ、先読み

・細かい技術のことはわからないと諦めていないか
→絶対発明を出すという強い意志、これがなければ始まらない(BCG本参照)。

・ジャストアイデアも課題化しているか
→特許もアイデアも同じ、分析対象に過ぎない。

・こういう技術、こういう課題が有るはず、と仮説思考検索をしているか
→速くエッジにたどり着く工夫

・何が求められているかわかっているか?
→誰のニーズか。世の中のニーズ、みたいなものは存在しない。具体的な主体が存在する。
→世の中、世間、というのは主体たり得ない。今の日本を見ればよく分かる。


・誰がその発明を買うか
→誰かがお金を払わなきゃ実現しない。「誰」が実施したい発明か、から始める。


「細かいXX技術のことは(大学生なので、物理系なので、文系なので、知財の専門なので)わかりません」を、言い訳にする癖を止めること。どうやったら「素早く理解できるようになるか」という風に、すべてを「解決思考」で考える。

「必要なことは、総てやる」

という、強い意志を持ってもらう以外に、人類に残される最後(注)の「総合芸術(アート)」である「発明」をマスターする道は、ない。


※ 注) カーツワイルの諸著作を参照