「発明塾®」へようこそ!: 発明塾京都第190回開催報告~効率よくアイデアを出し、粘り強く拾う

2014年7月26日土曜日

発明塾京都第190回開催報告~効率よくアイデアを出し、粘り強く拾う

今回も、遠隔含め、いつものメンバーで討議を行いました。
試験期間でもあり、急に暑くなる時期ですので、体調管理にはくれぐれも気を付けてください。


大学院入試組は、あと1週間ぐらいかな?

自分の能力とこれまでの努力を信じて、強い気持ちで臨んでください。

健闘を祈ります。


さて、今回の討議では、前回ざっとアイデアを「広げた」ものを、事前に整理してもらっていましたので、それをもとに「観点」の抽出を行いました。

以前に比べて、非常に議論の効率が良くなり、出てきたアイデアの筋が良くなっているなと思っていましたが、皆も同じ印象のようです。

なぜなのか、という議論もしましたね。


一つは、「最初から幅広いアイデアが出せている」ことのようです。妙なこだわりを持たず、初期のアイデア出しに必要な「広がり」を持たせることに徹することができた、のが大きいようです。この辺は、いい意味で「自分が捨てられるか」が問われます。

自分「だけ」の面白さにこだわると、広がらなくなってしまいます。


もう一つは、「言い換え」が上手くなった気がします。概念から概念へ、抽象度の高い所で上手く広げたり、ずらしたりできるようになっています。競合を上手く定義する、など、テクニック論もありますが、抽象的な思考能力も上がっているようです。



「観察者は、行為者の動作を内面化(internalization)する
ことによって、その動作の中に内在化(indwelling)する」
P57(第Ⅱ章 創発)


それに加えて、ここはいつも通りですが、僕が粘り強く拾い続けることで、より「エッジ」なアイデアのみに集中して、議論ができました。


今年も合宿を行いますが、下手すると、合宿でだいたい結論が出そうですね。いつもは、「合宿でアイデアを広げよう!」だったので、随分と短縮されています。

その時間的余裕で、もっとぶっ飛んだ、クオリティの高い発明を出しましょう!


ではでは、次回もよろしく。