「発明塾®」へようこそ!: 「サマースクール、やります」~起業と事業創造@京都大学&発明塾第300回開催報告

2015年5月15日金曜日

「サマースクール、やります」~起業と事業創造@京都大学&発明塾第300回開催報告

※サマースクール告知開始しました!→こちら


今回は、京都大学の一般教養科目「起業と事業創造」の知財戦略講義も兼ねて、京都に訪問しましたので、併せて報告します。


起業と事業創造の講義は、特に今年は1回生が多かったのでしょうか、皆さん熱心にメモをしておられました。


1回生で5月ということは、知識的には”ほぼ”高校の延長ですから、知財のことなんて何も知らないのではないかと思っていましたが、


「知財って何ですか?」


という、僕の無謀な質問に、


「発明や著作物を、保護するためのものです」


という、


「ほぼ模範解答」


を返してくれた1回生がいました。

(知財の制度とは何ぞや?と受け取ってくれたのだと、分かりました)


恐れ入りました。




「約束通り」5年越しで、いよいよ、
「教育機関」
として出発します。
何事も、時間がかかります。



おそらく、弊社で提供している「e発明塾」の「入門」的な内容は、今の大学生には当たり前の知識になりつつあるんでしょうね。


その後も、僕の質問に一つ一つ熱心に取り組んでもらえたので、予定の内容の半分ぐらいしか終わりませんでした。



もともと、


「後でWikipediaで調べればわかるようなことを、詰め込んでも仕方がない」


と思っていたので、


「知財制度の本質」


を、


「原理原則」


レベルまで掘り下げ、理解してもらうことに時間を割きました。



こちらから話を振らなくても、


「確か、特許制度は技術の普及のためにあるはずなので、その原理に従えば、XXの場合には・・・」


というような回答をしてくれた学生さんもいました、頼もしい限りです。



今年は、


「特許情報分析」


の話もしました。


パテントリザルト社のHPに掲載されている「ランキング」等も紹介したところ、


「特許って
、どう評価するの?」

なんて質問も、ありました。



来年は、


「もっと皆さんの質問に、耳を傾けよう」


と思いました。



「負うた子に、教えられ」


というわけでもないかもしれませんが。



発明塾の方は、これまでの振り返りと、今年の進め方について議論をしました。


これまでと違い、


e発明塾


のカリキュラムがほぼ出そろうので、


「集まった時には、議論だけに集中する」

(学ぶのは事前/事後にじっくり)

という、


「発明塾本来のアプローチ」


を、徹底できそうです。



これを活かして、


「一度参加してみたい」


という大学生向けに、


「サマースクール」


を行う予定ですので、皆さんお楽しみに。