「発明塾®」へようこそ!: 「経営者にならないとできない」ことか?~事業の「目利き」/第342回

2016年8月25日木曜日

「経営者にならないとできない」ことか?~事業の「目利き」/第342回

第342回は、発明討議および、今後の方針やスケジュールについての討議を行いました。


繰り返しで恐縮ですが、当初予定の5年で、予定通り

「発明」

については、ほぼやり尽くした感があり、現役塾生はともかく、OBOGは

「次のステージ」

に進んでもらう必要があります。



● 「未来創造設計書」で、「頭脳を、さらに”レバレッジ”する」組織へ進化したい

今回、小塚さん

BluePrint For Innovator ~未来創造設計書~

第一弾を作成し、公開してくれました。


これまでの発明創出討議で、ある種「副産物」的に出てきた「エッジ情報」をまとめ上げることで、

「ある領域に、発明を、狙って出す」
課題解決思考(2)で取りあげ済み)

に加え、

「束で出す」

を、強力に支援するものが出来ましたね。既にこの分野、いくつかアイデアは出ていますので、抜かりなく仕上げていくとともに、それらを

「超えるアイデア」

を、塾生や参加希望者の頭脳から引き出し、

「さらなる機会創出」

を狙いましょう。



● 「自ら」アイデアに資金を投じる、「自立/自律した」組織へ

また、この作業を通じて

「投資機会の発掘」

も、かなり進みました。


僕は、

「無駄」

が嫌いなので、

「いくつかの目標を兼ねた活動」

になるよう、発明塾の活動を、日々、隅々まで設計してきました。


「アイデアを出す」

だけで終わらず、

「それを、社会に出す」

ための準備も、この1年半、少しづつ進めてきました。


それが、「投資機会の発掘」です。

そしてさらに、これ自体、いくつかの目的を兼ねています。



● 「事業の目利き」が出来て、「経営者」へ

先日、OBが選定した 投資先 について、主に各種の

「数字」

の面から

「目利き」

をして、その

「ログ」

を残しておいたところ、

「こういうところ見るんですね」
「これ、一回会社経営しないと、マジわからない視点だと感じました」

といったコメントがありました。


しかし、普通に考えると「これ、逆だな」と。

「わかってから、経営してほしい」

というのが、

「投資する側」

の意見です。


Amazon.co.jp のサイトへ)
20年ほど前に学んだ、とても懐かしい内容が、
一通り書いてあります・・・
(本書は、指導用に中古で購入。買って思いましたが、
新しいとか古いとかない世界なので、探して「できるだけ安く」買ってね。)



ここに、僕の狙いがあります。事業を、1つ2つつぶして、疲れ果ててから

「ようやく、わかりました」

ではない、目利きの鍛え方の肝が、

「投資機会の探索/評価」

です。


(経験の有無にかかわらず)事業提案するときに、根拠もなく

「やります」「できます」

と言われても困るので、そういう危なっかしい輩ではなく、ちゃんとやってくれそうな人材を、発明塾で、

「自前で」

育てます。

僕も過去、いろいろ痛い目を見ましたので・・・

事業を行うにあたり、仲間選びは大事だ、ということだけ述べておきます。
(根拠のない自信を持っている人が、正直、一番面倒です)



● 「投資」も、結局は実践だが・・・

「やらないと分からない」

という点では、

「事業」



「投資」

も同じですが・・・。追わせるリスクやら、なんやらが、

「全く違う」

ため、

「お勉強でなく、結果を出しながら、ウデを上げる」

という、

「発明塾」

の哲学に、きちんと沿っています。


すでに、目利きをしてくれた先が、

「筋がいい投資先」

であることは、徐々に見えてきているので、今後も

「実績を積み重ねながら」

ウデを上げて欲しいと思います。


僕の投資経験の、

「ツール化」

もすでに始まっており、頼もしい限りです。


発明塾に、優れた

「発明家」
「経営者」
「投資家」

がそろい、

「よき仲間として、よき議論」

が出来るようになる日が、着々と近づいていると感じます。


では、本日もよろしく。




楠浦 拝