なかなかBlogを書く時間が取れず、少し間が空いてしまいました。
その間、発明塾OBが起業するにあたり、討議をしたいということで
「社会起業部/社会企業部(仮)」
としての活動を開始しました。今後、(仮)が取れるかどうかは、皆さん次第です。
OBOG、学生さんを問わず、主体的に活動を進めてもらうのは大歓迎ですし、発明塾は
「発明・知財・投資」
「最先端技術」
の領域を主たる活動の場と
「これまで」
してきましたが、それに限られるものではありませんので、参加者、あるいは、発明塾という場にとってメリットがある、つまり
「末広がり」
(発展的)
になるように、上手く活用してもらいたいと考えています。
楠浦の知人を中心に、社会人メンバーも徐々に増やしており、例えば
・知財業界の知人
・元コマツの後輩
・前職の Start-Up へ投資いただいていたファンドの元メンバーの方
・教育や地域活性化などの分野で活躍されている方
・大学の後輩にあたる方(ただし、大学で知り合ったわけではない)
なども、Facebook グループのメンバーになっていただいて、随時、オンライン・オフラインで討議させていただいています。
趣旨に賛同いただける方は、調整の上、出来る限りご参加いただけるようにしたいと思っていますので、お声かけください。
(楠浦と直接面識が無い方は、少しハードルが高くなると思われますが)
● 社会起業部/社会企業部(仮)~ビジネスの力を活用し、よい社会を創る
何をいまさらと言われそうなので簡潔にしますが、私が社会企業(起業ではない)という言葉に興味を持ったのは、2000年から2004年にかけてです。
上記で紹介した書籍も含め、日本でもこの言葉がちょっとしたブームになっていたと記憶しています。
当時、起業という言葉自体がまだ一般的でなかったため、
「社会企業」
(Social Entrepreneur)
と呼ばれていました。起業に限らず、様々な企業が、ビジネスの力を活用して社会問題解決へ取り組むことを指していた、と理解しています。
当時読んでいた本の一つが、以下です。
これまで、公共セクターの仕事であると考えられていた課題の解決について、企業が、お金を上手く回す仕組みを作りながら解決していくという考え方は、今はアタリマエですが、当時、多くの人にとってそれなりにインパクトがある考え方だったと、記憶しています。僕にとっても、大きなインパクトがありました。
発明塾も、そもそもそういう文脈で取り組み始めたものです。
「社会問題の解決に参加しながら学費を稼いでもらい、かつ、その稼いだお金の一部で世界でここでしか提供できない、画期的な教育を受けてもらう」
ための場として、始めました。
「社会問題の解決に参加しながら学費を稼いでもらい、かつ、その稼いだお金の一部で世界でここでしか提供できない、画期的な教育を受けてもらう」
ための場として、始めました。
教育は、典型的な公共セクターの仕事で、国や自治体の支援(つまり税金)がなければ、成り立たないとされている分野です。
現在の会社を設立する際も、多くの方から
「教育なんて儲からないし、儲からないから国が税金使ってやってるわけだし、国が税金使っているからそこで収益を上げることは難しいから、やめておいたほうがよい」
という忠告を、腐るほど耳にしました。
一方、発明塾に参加してくれていた学生さんの一人は、以下の本を紹介してくれました。
発明塾の取り組みが成功しているか失敗しているか、僕は未だ判断していませんが、少なくとも、学生が生み出した知は
「発明」
「教材」
「エッジ情報」
という形で社会に還元され、利益を生み出していると考えています。
(少なくとも、会計上は)
今年は、それをより加速できるように、活動を進めていきたいと考えています。
もちろん、引き続き
「創造性」
「学習」
といった、まだ十分サイエンスされていない分野の研究も続けていきます。
先日、京都大学の心理学の先生と、ディスカッションの機会を持たせていただき、個人的にはいろいろな進歩がありました。
・ビジネス
・サイエンス
両面で、活動が加速できるような体制づくりが、今年の課題だと思っています。
いろいろな意味で、死ぬときに後悔しなくて済むように・・・
いろいろな意味で、死ぬときに後悔しなくて済むように・・・
母校である京都大学も、大学で日々生まれる知を社会実装し、持続可能な
「知の拠点」
を構築するための
「挑戦的な取り組み」
を加速しています。
先日、京都大学イノベーションキャピタル や 関西TLO の方から、いろいろと刺激的なお話を聞かせていただきました。オモロイ時代になってきたなと、改めて感じました。
先日、京都大学イノベーションキャピタル や 関西TLO の方から、いろいろと刺激的なお話を聞かせていただきました。オモロイ時代になってきたなと、改めて感じました。
以前も書きましたが、10年以上待てるベンチャー投資家、というのはこれまで日本に存在しませんでした。出資して1年ぐらい経つと、いつ上場出来るんだ、できないなら金を返せ、と毎月スゴミに来る方々もおられたぐらいです。
私の知人でも、一度出資を受けたものの、あまりに話がかみ合わないため、個人保証で銀行からお金を借りて、全額返したという方も居られます。
いろいろな環境が、急速に整って来たことを感じます。
「よい仲間と、よい議論」
社会起業部/社会企業部は2回目にして早くも、非常に良い議論ができました。
(いいアイデアが出ました)
クライアントへの提案まで、しっかり詰めてください。
発明塾は、仲間を常に募集しています。
学生さんは、どなたでも参加可能です。
社会人の方は、参加者の紹介が必要になります。
参加希望の方は、参加者か楠浦までご連絡いただくか、あるいは、以下をお読みの上、記載の方法でご連絡ください。
楠浦 拝
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