今回は、「発明塾の活動を一言で表す その（２）」です。
● 「個性を活かす」～チームで創造的になるために、スーパーマン願望を捨てる
私は、設計、新規事業開発、Start-Up での技術開発と事業立ち上げの経験を通じ、常々
「こういうことをすべて、楽々とこなす、スーパーマンがいるんだろうな」
と、漠然とした
「スーパーマン願望」
を抱いていました。
スーパーマン願望 には、２つあります。
1つ目は、
「自分も、スーパーマンになりたい」
です。この願望を持って努力することは、素晴らしいことだと思います。
私は、今も、心のどこかでそうありたいと思いつつ、日々、努力しています。
まだまだ、道のりは遠いと感じます。
もう１つは
「スーパーマンを連れて来て、任せたい」
です。新規事業開発を担当するあたりから、そういう人がいれば楽でいいのに・・・と思っていました。
さて、発明塾では、異なる角度から考えることにしています。
「誰しも、得手不得手がある」
「不得手と思っていることが、実は、ある状況では、チームにとって、大きなメリットをもたらすのではないか」
「個性を”互いに”把握し、適切な状況でそれを”引き出しあう”ことで、チームとして、より大きな成果が出せるのではないか」
実は、ここにいたるまで、実に様々な紆余曲折がありました。
同様の紆余曲折を味わった、初期の塾生さんから
「僕の入った会社でも、楠浦さんに言われたことと、まったく同じことを言われました！」
という、貴重な報告をいただいたことがあります。
発明塾では
「答えが出ないとき、質問が悪いと考えてみる」
ことにしています。試験勉強とは異なり、
「よい問いを考える」
ところから、仕事は始まるからです。
発明塾で実践している
「個性を適切に把握し、”活かしあう”ことで、より良い成果が出せるチームの在り方」
を、より多くの企業や組織で
「習慣」
にしていただけるよう、今後も、活動を継続していきます。
引き続き、よろしくお願い申し上げます。
楠浦 拝
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